宮城県・岩手県沿岸部の捜索活動報告

IRSとCRASARの合同ミッション

情報提供: 松野文俊 京都大学教授

種別
要請は宮古市から陸前高田市に渡る海岸部全域であったが、特に強い要請があった陸前高田市に決定

実施した日時:
・2011年4月19日~2011年4月20日 宮城県南三陸町 志津川港
・2011年4月21日~2011年4月23日 岩手県陸前高田市 広田湾内

依頼元
・宮城県南三陸町 佐藤仁町長(木村哲也准教授@長岡技術科学大学が対応)
・岩手県災害対策本部(松野文俊教授@京都大学が対応)

出動・検討したロボット技術: (資料:Robin Murphy教授 提供)

  1. SeaBotix SARbot:センサとしてイメージングソナー(Gemini),カラーカメラ,モノクロカメラ,GPSを搭載.グリッパーも搭載しており,物体をつかん で運搬することが可能
  2. SeaBotix LBV-300-5:センサとしてイメージングソナー(Gemini),カラーカメラ,モノクロカメラ,GPSを搭載.グリッパーとカッターも搭載してお り,物体をつかんで運搬することやローブ等の切断が可能.
  3. Seamor:センサとしてイメージングソナー(DIDSON),カラーカメラ,モノクロカメラを搭載.高解像度のカメラを搭載して おり詳細な画像を見ることが可能.
  4. AC-ROV:センサとしてはカラーカメラのみを搭載.非常に小型であり狭い空間への侵入が可能.

活動の簡単な内容
CRASAR(Center for Robot-Assited Search and Rescue)のディレクタを務める米国テキサスA&M大学のRobin Murphy教授らと国際レスキューシステム研究機構(IRS)が合同チームを組織し,4/19~4/23に 宮城県南三陸町・岩手県陸前高田市の湾内にて水中探査ロボットを用いて行方不明者や海中の障害物の探査を行った.なお,合同チームにはIRS-Uの隊長を務める真壁賢一氏も活動に参加した.

得られた成果の概要
活動内容の概要は下記の通りである.4/19,20には南三陸町の志津川港内にて海中に沈んでいる障害物の探査活動を行った.探査活動に先立ち,南三陸町の災害対策本部にて南三陸町職員と打ち合わせを実施した.打ち合わせ後,志津川港に移動し海中の探査を実施した.探査の結果,防波堤付近には障害物が滞留しているものの湾内には大きな障害物がなく,船舶の航行に支障がないことが確認された.また,行方不明者も発見されなかった.これら調査結果を南三陸町の佐藤町長に報告した.作成した海中の障害物マップは後日提供予定である.

4/21,22,23は陸前高田市の広田湾内にて行方不明者の探査活動を実施した.探査活動に先立ち,陸前高田市の災害対策本部にて陸前高田市職員,海上保安庁職員らと打ち合わせを実施し探査区域や探査体制などを決定した.陸前高田市での探査活動は海上保安庁と協力して行う体制をとることとなった.探査活動は流出した家屋の下など,ダイバーによる探査が困難な箇所を重点的に行った.探索の結果,行方不明者は発見されなかった.探索結果を陸前高田市の戸羽太市長に報告した.作成した海中の障害物マップは後日提供予定である.



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