災害対策ロボット技術解説(2)

ロボット技術の適用可能な場面

東京大学教授 淺間 一

災害対策においてロボット技術が適用可能な場面について述べる.人の接近が制限される原子力災害に対する適用を考えると,原子力プラント内外の状況把握のための情報収集,復旧に向けての修復などの作業,炉内冷却,封じ込めなどの措置における作業,原子炉やプラント閉鎖に向けた種々の作業などへの適用が考えられる.また,それと並列的に要求される,周辺の環境整備,被災者の探索,さらに長期的には復興作業などにおいても,適用が可能である.

具体的には,まず,人が接近する,あるいは侵入することが困難な環境に,センサを装備したロボットなどの機械システムを移動させ,放射線量,温度,水量などのモニタリングを行ったり,内部の映像を取得させることが考えられる.また,水漏れの状況の把握,異常原因の調査,水の排出,排水回収,ポンプやバルブなどの機器の修復・設置作業などにおいても,マニピュレータなどを搭載したロボットシステムなどを導入し,遠隔操作することで,それを補助的手段として用いることが可能であろう.それらに付帯する,遮蔽,瓦礫や障害物の除去,物資の運搬,電源の供給,照明の設置などの作業,さらには,もし廃炉にということになれば,燃料の取り出し,移送などにおいても,ロボット技術の活用が考えられる.

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